どうしてガソリンスタンドの併設のカフェってあるの?事例も解説
ドライブや街中を歩いていると、カフェを併設したガソスタ(ガソリンスタンド)をたまに見かけませんか?
大手コーヒーチェーンの「ドトール」や「プロント」などが出店しています。
普通のカフェと一味違うお店もあります。
そこで今回は、ガソリンスタンド勤務経験者が、お店の違いや出店の狙いについて解説していきます。
なぜカフェ併設のガソリンスタンドが増えているのか
実はいくつか理由があるんです。順番に見ていきましょう。
来店数を増やしたいため
ドトールはENEOSのガソリンスタンドに併設されています。その狙いは、ガソリン給油目的の人だけでなく、コーヒーを飲みたい人や、その両方を目的とする人などのニーズ取り込めることにあります。
コーヒーを飲みたいだけの人でも「ドトール併設のガソリンスタンドにクルマで行くなら、ついでに給油しておこう」と考えるでしょう。ガソリン目的以外の需要を取り込める、これが大きな理由です。
油外収益(燃料油販売以外の収益)を増やしたい
お客さんの来店頻度が高まれば、その分お客さんとの接点も増えます。
それはつまり、ビジネスチャンスにもつながるわけです。
たとえば給油に来た人に、いきなり「洗車サービスはどうですか?」と提案しても、よっぽど提案スキルが高いか、クルマが汚れていなければ断られることでしょう。
でもドトール併設であれば「洗車サービスはいかがですか?コーヒー店併設のため、カフェで一休みしている間にお車がキレイになりますよ」と提案できます。
綺麗なカフェで一休みしている間にクルマがキレイになるなら、洗車したくなる人は多いでしょう。
他店と差別化できるから
燃費の良いクルマの普及にともなう燃料油需要の減少で、年々ガソリン販売数量は減っています。
現在のガソリンスタンドは燃料油販売以外に、洗車、車検・整備・メンテナンス、自動車販売といった事業を手掛けているお店が多いです。しかし、いずれも近隣に競合のガソリンスタンドが存在するのが現状です。
ドトール併設は、他店にはないサービスを提供できることから差別化を図ることができ、お客さんを集める点において優位に立てます。
「同じくらいの燃料油価格で同じ自動車関連サービスだけど、こっちのお店にはカフェがある」というのは十分に店舗選択の分水嶺となります。
その中でもドトールが多い理由
とにかくガソリンスタンドの業態と相性がいいからです。
ロードサイト(交通量が多い道路沿いに面した店舗)のガソリンスタンドにドトールの看板を出すことで、多くのお客さんが入ってくれます。
ドトール併設ガソリンスタンドを探せるENEOSのサイトもありますよ♪
普通の店舗型カフェで働く場合との違い
カフェ併設ガソリンスタンドがセルフか店員のいるお店かによって変わってきます。
後者の場合は、
①シフトや時間によってガソリンスタンド店員、カフェ店員を兼任
②カフェ店員専業
③ガソリンスタンド店員専業
などに分かれることでしょう。
もしあなたが働きたいガソリンスタンドがカフェ併設店の場合、働くのはカフェ店員としてなのか、兼任か、など面接時に聞いてみましょう。面接してくれる店舗責任者の方がきちんと答えてくれますよ♪
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まとめ
最近ではカフェ以外にもコンビニや、ケンタッキー、コインランドリー併設のガソリンスタンドが増えてきており、自動車関連サービス以外のサービスを提供するケースは珍しいものではなくなってきました。
今後もさらにさまざまなお店の併設ガソリンスタンドが増えることでしょう。
多種多様なお店を展開するのは、お店に来てくれるお客さんに魅力的なサービスを提供して、皆さんに喜んでもらいたいから。ガソリンスタンドの多くは、地域密着で運営されていますからね♪
そんな地域想いのガソリンスタンドで、あなたも働いてみませんか?