軽油にも多くの税金がかけられている! ガソリン税との違いをざっくり解説!
おはようございます!こんにちは!こんばんは!博美です!!!
以前、ガソリンには多くの税金がかけられていると説明しましたね。
実は軽油にも軽油独自の税金がかけられており、ガソリンとの税のかけられ方に違いがみられます。
今回は軽油にまつわる税などを解説していきます。
ガソリン価格の税について
まずは、ガソリン価格の税についておさらいしましょう。
(例)ガソリン1リットル当たり店頭小売価格=172円の場合
ガソリン価格100円+ガソリン税53.8円+石油税(石油税2.04円+地球温暖化対策税0.76円=2.8円)+合算時の消費税15.6円=約172円
およそ4割が税金です。
軽油はどうでしょうか。
たとえば軽油1リットル当たり145円の価格で販売されている場合の内訳はこうです。
(本体価格100円+石油税2.8円+消費税約10.2円)+軽油引き取り税32.1円=約145円
ガソリンは本体価格やガソリン税、石油税を合算したうえで消費税をかけていましたが、軽油は本体価格と石油税に消費税がかかります。
軽油引き取り税は消費税の対象外です。
石油税はガソリン価格の項目でも触れましたが輸入石油製品や石炭に課される税金で、1リットル当たり2.04円です。
ここに地球温暖化対策税(1リットル当たり0.76円)を足して2.8円になります。
軽油引取税とは?
軽油引取税は、都道府県に支払う地方税のことです。
「軽油引取税は、軽油の使用者と、道路整備、交通事故対策、救急医療対策、地域環境対策といった行政サービスを供給する地方団体との応益関係に着目して課税する普通税」(総務省)。
以上、ざっくりとですが軽油の税に関するお話でした。
税の知識は必須でなく上級編
以前解説したガソリン税と合わせて、価格の成り立ちが少しでも理解いただければ幸いです。
「価格について覚えるのが難しそうだなぁ」と思っているそこのアナタ!
実際にガソリンスタンドで働いてガソリンや軽油を販売し、触れてみないと覚えるのが難しい部分ですので今、覚える必要はありません。
ただ価格について少しでも知っておくと、店長やマネージャーから一目を置かれることでしょう。
さいごに
そして、これを読んでいるアナタにもう一つお願いがあります。
ここまで解説したように燃料油の価格は税が多くを占めています。
「ガソリンが高かった! あの店はぼったくりだ!」という話が知人や家族が出た際には、
価格の成り立ちについて話してみてください。
「燃料油はほとんどが税金。ガソリンスタンドは決して、暴利をむさぼっているわけではない」と。
今回はこのへんで。
それでは、また!!!