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2024/01/29 10:22

ガソリン価格は4割が税金! 税に税が課されている複雑な仕組みをざっくり解説!

おはようございます!こんにちは!こんばんは!博美です!!!


「ガソリン価格が高騰している」などとニュースで見たことはありますか?
今日はガソリン価格の仕組みについて、ざっくりと解説していきますね。
ガソリンスタンドで働く前に価格について少しでも知っておくと、採用を有利に進められるかもしれません。


まずガソリン小売価格はガソリンスタンドごとに自由に価格を決定できますが、その多くが適切な価格で販売しています。
たとえばガソリン1リットル当たりの小売価格が172円と仮定しましょう。


172円の小売価格の場合、内訳はこうです。

ガソリン価格100円+ガソリン税+石油石炭税+地球温暖化対策税+消費税=小売価格172円

ざっくりとですが、100円のものを買うのに72円もの税金がかかっているのがガソリンなのです。
100円のジュースは消費税を足しても110円で買えるのに、と思う人は多いことでしょう。


ガソリンにかかっているたくさんの税について、サクッと1つずつ見ていきます。
計算の話が入ってきますので「細かい話が苦手だよ!」って人は、ガソリン小売価格には多くの税金がかけられているということだけ覚えてもらえればオッケーです!


ガソリン税とは、揮発油税と地方揮発油税の合算です。
1リットル当たり前者は48.6円、後者は5.2円です。
現在、集められた税は道路財源(道路の維持・整備に使われるお金)ではなく、一般財源化しています。


次に石油石炭税です。
輸入石油製品や石炭に課される税金で、1リットル当たり2.04円です。


地球温暖化対策税は、すべての化石燃料に対し課税されます。
1リットル当たり0.76円です。


ガソリン本体価格100円と、紹介したすべての税を合算すると156.6円となります。
が、これで終わりではありません。


本体価格に税を含めた合算価格に、さらに消費税がかかっているのです。
156.6円に消費税分10%分の15.6円を足すと172.2円(=小売価格172円)。
これが二重課税といわれる所以で、現在は税に税が課されている「Tax on Tax(タックス・オン・タックス)」状態なのです。
消費税をなくすべきだ、という声は以前からよく聞かれます。


いかがでしたか?
ざっくりとですが、ガソリン価格は税金がたくさんかかっていることが分かってもらえたことでしょう。


さて、ガソリンスタンドで販売している燃料油は、ガソリンだけではありません。
軽油にも、軽油ならではの税金がかかっているのです……。
これもどこかで説明しますね。


今回はこのへんで!
次回も、ガソリンスタンドで働きたいと思っている方に有用な情報を提供していきますね!
それでは、また~~~。

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