軽自動車だから軽油を入れる、は大間違い! レギュラー/ハイオク/軽油についてざっくり解説!
おはようございます!こんにちは!こんばんは!博美です!!!
年が明けましたね!2024年もよろしくお願いいたします。
時を少し遡って昨年末に、あるSNSでの投稿がバズりました。
その内容とは「セルフスタンドで軽自動車に軽油を入れようとしたドライバーがいたから制止した」というものでした。
自動車ごとに必要とする燃料油は違います。間違えると故障につながる可能性があります。
今回はレギュラーガソリン、ハイオク、軽油の違いについてざっくりと解説していきます。
これを読めばガソリンスタンドで働く前から燃料油の種類がある程度分かるようになりますよ!
ガソリンスタンドで基本となるレギュラー・ハイオク・軽油は、いずれも元をたどれば「原油」からなります。(精製方法の違いはどこかで解説しますね)
レギュラーとハイオクはガソリンエンジン搭載車、軽油はディーゼルエンジン搭載車に必要です。
レギュラーはガソリンスタンドで一番多く売れる油です。
価格が少し高めのハイオクとの違いを語るうえで欠かせないのが「オクタン価(おくたんか)」です。
オクタン価とは、自動車のノッキング(異常燃焼・振動)の起こりにくさを表す数字です。
ガソリンエンジンは、簡単に言えばガソリンと空気を圧縮させたモノに火をつけて小さな爆発を起こし出力を得ます。
オクタン価の数字が高いほどガソリンと空気の圧縮不足による異常燃焼=ノッキングが起こりづらいのです。
ノッキングはエンジンへの負担や燃費の差に関わってきます。
ハイオクのオクタン価はJIS規格(日本の規格)で96以上、レギュラーは89以上に定められています。
この辺の知識は少し難しいのでひとまずは、レギュラーより品質が高いのがハイオクと覚えておけば問題ありません。
ハイオクは品質が高い分、レギュラーよりも10数円ほど価格が高いです。
またハイオク指定は高級車やスポーツカーに多くみられます。
次に軽油が必要なディーゼルエンジン車ですが、バス・トラックなどの大型車がメインです。
ディーゼルエンジン車の乗用車はありますが、軽自動車はありません。エンジンのコストがディーゼルは高く、軽自動車に向かないためです。
ガソリンエンジンとは出力を得る構造が違うため、軽油の入れ間違いは絶対に起こしてはいけません。
そのまま走行してしまうとエンジンが止まり、最悪の場合に燃料タンクの洗浄や交換など高額な修理につながる可能性もあります。
普段乗りなれないクルマで必要な油種が軽油かレギュラーか分からない……って人は見分け方を知っていれば大丈夫!
軽油が必要なクルマの給油口には必ず「軽油/DIESEL」と記載されています。
分からなくなった場合は給油口を確認するといいでしょう。
いかがでしたか?
「ガソリンスタンドのバイトに興味があるけど、ガソリンの種類が覚えられない……」という人!
最初は知らなくても問題ありません!仕事をしていればすぐに覚えますよ♪
それに、スタンドジョブに登録しているガソリンスタンドの店長や先輩スタッフが優しく教えてくれますから♪
皆さんのご応募、お待ちしております!それでは、また!