お客さんの給油を見守っている!? セルフサービスの仕事をわかりやすく解説!
おはようございます!こんにちは!こんばんは!博美です!
前回はフルサービスの給油作業についてお話しましたね。
フルサービスはスタッフが、お客さんの車に給油するタイプ
セルフサービスはお客さんが、自分で車に給油するタイプ
これを読んでいる人はなんとなく疑問に思いませんか?
「全部セルフにしたら? お店(SS)は人件費がかからないんだし……」と。
ご名答! ……というわけでもないのです。
セルフサービスにおける給油の流れを見てみましょう。
お客さんがSSに来店し、給油機の傍で車を停車する
↓
お客さん自身で給油機を操作する
↓
お金を払って自分で給油口にノズルを差し込み給油をする
↓
終わったらノズルをもとの位置に戻して給油口を閉めて、出発していく
あれ?給油はぜーんぶお客さん自身で完結していて、スタッフが入る余地が無いように見えますね。
でもお客さんは天井にあるカメラで、SSスタッフに“見られている”んです(笑)
見られている、というより監視されている、といった方が適切ですね。
SSスタッフによる監視の目的は、お客さんが間違った燃料油をクルマに入れてしまわないかを見ているのです。
クルマの燃料油にはレギュラーと軽油、ハイオクといった種類があります。
たとえばガソリンで動くクルマに誤って軽油を入れると故障の原因になります。
(というか、クルマが動かなくなったりします・・・この話はまたどこかで)
また、ガソリンは正しく取り扱うことが前提のため「危ない扱いをしそうだな」と感じたら、給油を即時中断させなければなりません。
(燃料油がホースから出るのを止める緊急停止用ボタンがガソリンスタンドにある建物=サービスルームの部屋にあります)。
そう、セルフサービスのスタッフは間違った種類の燃料油を入れていないか、危険な給油をしていないか、ガソリン等を持ち運びできる携行缶やポリタンクに注油していないかなどを見ているわけですね。
基本的にお客さんは給油の仕方を理解しているため間違えることは少ないのですが、普段はフルでスタッフに給油してもらうためセルフ方式に不慣れだったり、ぼーっとしていると間違えることがあるようです。
給油に不慣れな場合は手伝う場合もあります。優しく教えてあげることで、お礼を言われるシーンは多くあります。
さて、セルフSSで重宝されるのが乙4(おつよん)と呼ばれる資格。
正式な名称は「乙種第4類危険物取扱者」です。
聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
簡単に言えば危険物の扱いを許される資格です。
セルフSSで、1人で夜勤をする場合には必須となります。
(乙四についてもまたどこかで詳しくご説明したいと思います)。
もちろん、持っていなくても働くことはできます。
さらに、スタンドジョブ掲載SSの多くは、さまざまな資格取得を応援(=補助)してくれるケースが多いです。
未経験で働きながら、資格も取れちゃう!一石二鳥ですね。
さて、今回はここまでセルフSSの話を書いてみました。
前回のフルSSのお話とあわせて、いかがでしょうか。給油におけるフルとセルフの違いはだいたいこんな感じです。
もう一度復習しておきましょうか。
フルサービスはスタッフが、お客さんの車に給油する。
セルフサービスはお客さんが、自分で車に給油する。
もう完璧ですね!
フルSS、セルフSSの仕事はほかにもありますので、また取り上げたいと思います。
次回もよろしくお願いしますね!
それでは、また~~~!